暮らしのすすめ

通勤時間の備忘録とときどき家族

母健カード

ご存知ですか。

【母性健康管理指導事項連絡カード】

妊婦さんに優しい制度があることにほっこりしましたよ。にしてもまだまだ認知度がないようです。私自身つい数日前に知りました。

 


制度の概要はこちらです。

妊娠中の症状をお医者さんが記載してくれる診断書です。指示事項が適切に事業主に伝達されます。様々な都合で勤務先に言いづらいことってありますよね。制度は働く妊婦さんが無理のない働き方ができるよう、守られているんです!

用紙は母子手帳と一緒になっていることがありますし、インターネットでダウンロードすることもできます。診断書はだいたい2千円程の相場になっているようで、病院に確認するといいでしょう。

 


手続きの流れは、

1、産婦人科を受診して健康状態をみてもらいます

2、必要な場合は母子健康管理指導カード

3、勤務先に提出

4、勤務先に適切な対応をとってもらう

 


勤務先の対応としては、

・仕事内容の軽減

・通勤時間または通勤手段の変更

・作業環境の変更

などです。

妊婦さんの通勤ラッシュのストレスは相当なものだと思います。空気の悪い作業環境の変更は言うまでもありません。こういったストレスは胎児に悪影響です。

これらは一例にすぎませんが、母健カードがなくても企業の対応が積極的に良くなっていくことを願っています。

 


暮らしやすい社会にするために、何ができるでしょうか。

妊婦さんや子育てをしている人の声を大切にすることだと思います。特にサイレントマジョリティーです。言いたいけど言えない人たくさんいます。

日本の少子高齢化

今回取り上げた母健カードの認知度においても昨今の日本の社会問題が見えてくる気がします。

考えることや声を出すことを諦めたとき社会保障が崩壊すると思います。子どもたちの働く意欲の欠落につながりかねません。

 


考えるきっかけになれば嬉しいです。