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保険の本質と賢い選び方!FP解説

保険選びは正解はなくても不正解はあります。
あまりにも高額な保険をかけたり、投資性の強い保険商品は安心を買うという意味では程遠いです。

保険商品は無数にあり複雑なオプションがくっついたりいつも新しい商品があります。本当に迷いますよね。。

自分が必要としている保険は何か基軸を置いて、
保険選びの考え方ガイドラインを作成しました。

代表的な保険の種類と、ざっくりとした年代別のライフプランを立ててみました。まずは保険の確認をしてから、ご自身の年齢や環境に照らし合わせて見ていくと保険がより身近なものになっていくと思います。


【死亡保険】
①定期型
定期保険は、被保険者が保険期間内に死亡した場合に支払われる生命保険です。一生涯保障する終身保険と比べて保険料が安くて済みます。終身保険には解約返戻金がありますが、定期保険には通常、解約返戻金はありません。そのため「掛け捨て保険」とも呼ばれています。

②終身型
終身保険とは、被保険者の一生涯にわたって保障が継続する生命保険です。また、途中で解約した場合は、契約からの経過期間に応じた「解約返戻金」を受け取れるため、多くの場合それまでに支払った保険料がまるごと掛け捨てになるというわけではありません。

③養老型
養老保険は貯蓄機能も兼ね備えた保険で、死亡保険金と満期保険金が同額という特徴があります。契約期間内に被保険者が死亡した場合には、保険金が支払われます。何事もなく契約が満期を迎えた場合には、死亡保険金と同額の「満期保険金」が支払われるのです。 

医療保険
医療保険は、一般的には病気やけがで入院することになった際に、入院給付金や、手術給付金という形で、病院でかかる費用の一部を補う形で保険金が被保険者に支払われるものです。死亡保険とは異なり、被保険者が亡くなっていなくても要件を満たせば保険金が受け取れるようになっています。


あとは、ライフプランになりますので、ご自身の環境に照らし合わせたり、方向性の参考になればと思います。

〜20代〜
社会人として働くようになり、独身の方は働けなくなったときに補償してくれる保険や、葬儀代などが必要な保障額です。

〜30代〜
住宅購入や結婚などを考え始める時期となります。教育資金についてもこれからピークを迎える時期に差し掛かり、ライフプランを真剣に考え始めるのもこの時期の人が多いです。結婚して扶養家族もできるため、大きな死亡保障を考えることが必要な時期でもあります。

〜40代〜
教育費用もピークを迎え、住宅ローンとも重なり支出面では最も大変な世帯がこの時期です。やはりこの時期に向けて、20代、30代でしっかりと資金を備えておくことが大事です。備えが少ない場合は携帯電話・パソコンの通信料や車の経費を減らせる工夫が必要です。合わせて保険などを見直す必要があります。

〜50代〜
子どもが独立し、住宅ローンの支払いも終了しているか、先が見えて来る人が多い時期です。生命保険もさほど大きな額も必要のない時期でもあります。今度は老後資金の積み立てを視野に入れていきましょう。生命保険は死亡保障よりも医療保険介護保険を重視したプランを検討しましょう。

〜60代〜
老後資金について検討をする時期です。老後資金を積み立てている人は、運用のリスクを極力減らして守りの運用(利回りは低くても元本は減らない運用)を心がけましょう。介護や相続に対しての対策を検討していく必要もあります。



自分の必要保障額は、現在の収入が途絶えたことを考えていけばいいのです。そこから国の補償(年金など)を差し引いて必要な金額を算出していきます。

このようにご自身の環境や年齢、ライフプランに合わせて必要な保険をみてみると、たくさんある保険商品からある程度絞れてくると思います。将来の年金や現在の環境が全く同じ人などなかなかいませんし、入った方がいい保険なんて一概に一言では言えないのです。

保険と聞くとなんとなくマイナスのイメージを持つ人も少なくないように思います。自分がそうでしたし。
それは保険会社による契約の出来高制や日本文化がそうしているのかもしれません…


保険は無理に入らなくてもいいのです。

保険はお金がかかります。当たり前のことですが、これから起こるかもわからないことにお金をかけるなんておかしいと思いませんか。

保険に入らなければお金を払うことはないので手元にお金が残ります。使えるお金も増えるし貯金することだってできます。私なら税金優遇を考えiDeCoを使って貯蓄に回します。

でも私は実際はしていません。定期保険と医療保険に加入しています。家族が大切ですし、必要保障額が気にならないほど貯蓄がないからです。

そもそも保険はみんなでお金を出し合って困っている人を助けたり、助けてもらいましょうってことです。
保険という概念を創った方に拍手です。

本来の保険の立ち位置を振り返ってみるとまた違ったイメージを持つことができると思います。
それらを踏まえて、保険金額や自分の必要な補償を考えてみると価値観が変わるかもしれないです。

情報がありすぎる保険においてよくわからなくなったときは、立ち止まって考えてみてください。
本当に必要なものなのか、そして大切なものは何かと。。。

保険の本質をしっかり持っていれば間違った方向にはいかないはずです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。